矢野監督「アレは痛いわね」大山の適時失策嘆く

阪神対西武 8回表、選手交代を告げに出てくる矢野耀大監督(撮影・清水貴仁)

<日本生命セ・パ交流戦:阪神3-7西武>◇23日◇甲子園

阪神は西武に完敗し、3連戦3連勝を逃した。矢野監督は、交流戦最終戦を白星で飾れず「いろんな課題が出たんじゃない。反省したり、また、俺らもやることがいっぱいある。今日は勝ってしっかり終わりたい思いは強かった」と話した。

接戦を拾う試合運びをできなかった。1点リードの2回2死二塁。金子侑の打球は三ゴロで攻守交代と思われたが、大山が一塁悪送球。痛恨の適時失策を犯した。指揮官も「アレは痛いわね。送球ミスっていうのはね。何て言うの、しっかりやらんと、もちろんダメだろうし、あれで得点取られているわけだからね」と嘆くしかなかった。

両リーグ最多14失策の大山は厳しい表情のまま無言で引き揚げた。6回もガルシアが本塁ベースカバーに遅れ、中堅近本の送球失策による進塁を許すなど、無駄な失点を重ねた。チーム66失策は12球団ワースト。課題が浮き彫りになった。指揮官は「改善していかなあかんところと成長していかなあかんところは今日の試合でもたくさんあった。課題の多い試合やったね」と話す。交流戦は6勝10敗2分けで現時点で10位。貯金1でリーグ戦に突入する。【酒井俊作】