日本野球機構(NPB)は1日、マイナビオールスターゲーム2019(7月12日=東京ドーム、同13日=甲子園)の監督推薦選手を発表し、広島から4選手が選ばれた。初選出された広島床田寛樹投手(24)は、自己最速152キロの更新を予告した。ヘロニモ・フランスア投手(25)も初選出で、菊池涼介内野手(29)は6年連続6回目、会沢翼捕手(31)は2年連続3回目の出場となる。
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床田は球宴初選出に胸を躍らせた。「トップレベルの人たちとやらせてもらえる。勉強もさせていただきたい」。そして、ある思いを明かした。「真っすぐを思い切り投げたい。MAXを更新したいですね」。
ストレートで押すタイプではない。キレのいいボールを低めに集め、ゴロのアウトを重ねていくスタイル。スピードは調子を測るバロメーターの1つでしかない。それでも球宴でなら、エゴイスティックに球速を追い求めてもいい。「でも、これは無理となったら、全球種使って抑えにいきます」とオチもつけたが、ふだんはできない直球勝負への思いは強い。
自己最速は、5月31日阪神戦で計測した152キロ。箕面学園3年時は120キロしかでなかった。中部学院大に入学後、134キロ→142キロ→145キロ→148キロと1年ごとに速くなり、16年ドラフト3位で広島入り。プロ1年目で150キロを出し「150出たんで、もうスピードはいいなと思いました」と、球速にこだわらくなった。その封印を夢舞台で解く。
対戦したい打者には、西武山川を挙げた。「すごいホームランバッター。力がどのくらい通用するか試してみたい」。もちろん、こだわるのは直球勝負だ。交流戦ではローテーションの関係で、西武との対戦は実現しなかった。それだけに、初対戦へ胸が高鳴る。
プロ1年目の2年前は、球宴なんて考えられなかった。開幕ローテ入りしながら、わずか3試合で左肘を故障。「けがをして何もできなかった」。手術を回避する方法を探ったが良化せず、トミー・ジョン手術を受けることを決めたころに球宴があった。けがした分、あこがれの舞台に立てる喜びは人より大きい。
開幕からローテーションでフル回転し、文句なしの球宴選出。心身のリミッターを外し、勝負を楽しむ。【村野森】
▽広島会沢 選んでもらってうれしく思います。ファンの皆さんに喜んでもらえるようなプレーをしたい。
▽広島菊池涼 何か賞を取りたい。毎年思っているけど、1回も取れたことがないので。いつもと違う雰囲気、いつもと違う真剣勝負、いろんなことを楽しみたい。