球宴でも「甲斐キャノン発動」だ。2年連続2度目出場のソフトバンク甲斐拓也捕手は「昨年は初めてだったが、楽しくできた。今年も選んでいただいて幸せ」と喜んだ。
全セには18盗塁をマークする阪神のルーキー近本や17盗塁のヤクルト山田哲らがいる。「(近本は)足が速いすばらしい選手。塁に出ればそこは意識してやりたい。山田哲人は同学年なので、負けないようにしたい」。2人が交流戦で盗塁を仕掛けてくる場面はなかったが、意識した。
初選出の昨年は第1戦の途中からマスクをかぶり、広島田中広に二盗を許した。しかし、日本シリーズで広島が仕掛けた6盗塁をすべて刺し、強肩「甲斐キャノン」の名前が一気に世間に広まった。注目度は昨年の比ではない。
97年の第1戦では、当時最強捕手だったヤクルト古田から西武松井が1試合4盗塁を決め球宴新記録をつくった。「知ってます。そういうワクワク感がいいですね。そういうところを見せられればいい」。球宴だからこそできる勝負。打った投げた以外で、甲斐が球宴を沸かせる。【石橋隆雄】