阪神近本が初新人V弾 4長打は世界の王超え新記録

全セ対全パ 7回裏全セ2死一塁、近本は左中間を破り、三塁にスライディング。サイクル安打を達成する(撮影・横山健太)

<マイナビオールスター2019:全セ11-3全パ>◇第2戦◇13日◇甲子園

▼ルーキー阪神近本光司外野手が本塁打→二塁打→単打→二塁打→三塁打の5打数5安打でサイクル安打を達成。

球宴のサイクル安打は92年第2戦古田(ヤクルト)に次いで2人目。1試合5安打は01年第2戦ペタジーニ(ヤクルト)に並ぶタイ記録で、1試合4長打は63年第2戦王(巨人)ら過去9人の3長打を上回る新記録だ。

ペタジーニは第3打席の四球を挟んだ5打数5安打。過去に2試合にまたがる5打席連続安打は00年イチロー(オリックス)ら3人が記録していたが、1試合で5打席連続安打は初めてだ。

本塁打を打った新人は86年第2戦清原(西武)以来4人目で、新人の先頭打者本塁打、新人のVアーチは初。新人の猛打賞も史上初と、記録ずくめの活躍で98年第1戦川上(中日)以来となる新人4人目のMVPを受賞した。