阪神平田2軍監督「粘った」7回1失点の藤浪評価

ウエスタン・リーグ ソフトバンク対阪神 6回裏まで1失点に抑える藤浪晋太郎(撮影・今浪浩三)

<ウエスタン・リーグ:ソフトバンク2-3阪神>◇19日◇タマスタ筑後

福留孝介と同様、2軍調整中の阪神藤浪晋太郎は先発し、7回6安打1失点に抑えた。

内角高めに抜ける球もあり4四球を与えたが、要所でギアを上げ試合をつくった。

「真っすぐ自体は悪くなかった。個人的にはもうちょっと出来ることがあったかなと思いますが、過去の投球よりもいい球が多かったかなと思います」

3回に内野安打の間に1失点したが、6回に2四球から招いた2死二、三塁のピンチでは、市川を151キロ直球で空振り三振。7回無死一、二塁では相手の送りバント失敗もあり、最後は今宮を二ゴロ併殺打に仕留めた。

平田勝男2軍監督は粘りの投球を評価。「よう粘ったと思うよ。前回の反省を生かして、今日はちゃんと粘っていた。真っすぐもストライクを取れていた」。当初は15日の同広島戦で先発予定だったが、右股関節を痛めた影響で回避。不安を拭い去る投球で、1軍昇格へ向けて状態を上げていく。