調布6点差守れず「野球の怖さ」知る リトルシニア

準々決勝で逆転負けを喫した調布

<リトルシニア 第10回林和男旗杯国際野球大会兼東北連盟創立45周年記念全国選抜大会:千葉市14-9調布>◇28日◇準々決勝◇山形・天童市スポーツセンター野球場

調布がまさかの逆転負けを喫した。初回に4安打で3点を先制し、その裏に追いつかれたが、4回までに13安打を放って9-3と一方的な展開。

5回コールド(7点差以上)の可能性もあったが、4回裏に1点を返されて流れが変わった。5回裏、そこまで苦しみながらも強打の千葉市打線を3点に抑えていた先発斎藤祐が突然乱れる。無死満塁から押し出しの2四死球で交代。代わった牛久保圭吾が千葉市打線につかまって4被安打、3四死球などで、この回10点を失って逆転された。6回表の攻撃を終え、守備についたところで2時間の時間制限を超えたため試合終了となった。安羅岡一樹監督は「(相手の攻撃を)止められなかった。これが今年の実力なんです。野球の怖さが分かったと思います」と話した。3年生最後の試合となった生方一成主将は「全力で戦えてよかったと思います。ベンチの雰囲気はよかった」と、悔いのない表情だった。