原監督1000勝 スピード5位1808試合目到達

巨人対広島 監督通算1000勝を達成した巨人原監督は記念のプリザーブドフラワーを掲げる(撮影・河野匠)

<巨人8-5広島>◇30日◇東京ドーム

巨人原辰徳監督(61)が、史上13人目の監督通算1000勝を達成した。同一球団で1000勝以上は5人目の快挙となった。数々の記録や記憶を残してきた名将がまた1つ、新たな勲章を手にした。

試合後はお立ち台に上がり「私がこういうところに立つのが申し訳ないですね」と苦笑いしながら話し「1つの言えるのが、ファンの皆様、選手のみなさん、私の周りにいてくれたスタッフ、応援してくれた皆さんのおかげで今日までこれた。そのことに対して感謝申し上げます」と感謝した。

▼原監督がプロ野球13人目の監督通算1000勝を達成した。初勝利は4試合目の02年4月3日中日戦で、通算成績は1000勝751敗57分け。通算1808試合で達成は水原監督1600試合、鶴岡監督1653試合、川上監督1743試合、三原監督1791試合に次いで5位のペースとなり、同一球団で1000勝以上は南海(グレートリング)で1773勝の鶴岡監督、巨人で1066勝の川上監督と1034勝の長嶋監督、オリックス(阪急含む)で1012勝の上田監督に次いで5人目だ。原監督のBクラスは4位の06年だけ。4位以下が1度で1000勝達成は、4位以下なしで到達した水原監督、1度の鶴岡監督と川上監督に次いで4人目。

▼1000勝を記録したシーズンに優勝は62年水原監督(東映)97年野村監督(ヤクルト)の2人。川上監督と長嶋監督は2位だったが、原監督は1000勝イヤーを優勝で飾れるか。