阪神近本2盗塁でトップ大島2差「積極的に」指揮官

ヤクルト対阪神 8回表阪神2死一、三塁、打者糸井嘉男の時にこの試合2つめの二盗を決める一塁走者近本光司(撮影・清水貴仁)

<ヤクルト11-2阪神>◇7日◇神宮

阪神近本光司外野手が敗戦の中で光った。6回に今季117本目の安打を中前に運ぶと糸井の5球目で二盗。四球で出塁した8回にも、糸井の2球目で二盗を決めた。

これで今季23盗塁。リーグ2位24盗塁のヤクルト山田哲の目前で快足を飛ばし、トップの中日大島にもあと2と接近した。

ただし、試合後の近本に笑みはなかった。「試合の展開的にも差がついてしまったところで走ったんですけど、もっと序盤だったり、初回というところで自分の仕事をしたい」。悔やんだのは序盤の打席で、初回は遊ゴロ、3回は空振り三振で出塁できなかった。

矢野監督は「あいつももちろん盗塁王も取りたいだろうし、開幕から言っている通り、赤星の数字(1年目39盗塁)も目指している選手。もっともっと積極的に行ってもらえれば、いいんじゃないかと思います」と背中を押す。次戦は序盤から積極的に走る。