清宮「信頼勝ち取らないと」2死二、三塁で代打交代

日本ハム対オリックス 6回裏、本塁打を放ち記念品をスタンドに投げ込む清宮(撮影・黒川智章)

<日本ハム2-5オリックス>◇8日◇旭川

日本ハム清宮幸太郎内野手(20)が約1カ月半ぶりのアーチを描いた。

3点を追う6回先頭。オリックス張奕から中堅へ3号ソロを放った。「いろいろ考えながら入れました。甘い球を打ち損じせず、そこは良かったです」。3回に直球を捉えて一直。前の打席を踏まえ、変化球の甘い球を1発で仕留めた。6月20日DeNA戦(横浜)以来、出場25試合64打席ぶりの快音で、旭川の日本ハムファンを喜ばせた。

悔しさも味わった。1点差に迫った7回2死二、三塁の場面。左腕山田が出てくると代打を送られた。「しょうがないと思いました。まだまだ、信頼を勝ち取らないといけない立場」と振り返った。今季は対左投手の打率が7分4厘。栗山監督も「そりゃ確率を求める」と勝負に出たが勝ち越せず、チームは今季4度目の同一カード3連敗。清宮は「しっかり準備して次の試合に臨みたい」と前を向いた。10日からは首位ソフトバンクとの3連戦。負けられない。