楽天が史上初の珍記録!月間4度目の5時間超え試合

札幌ドームでの最終戦を終えスタンド応援席に挨拶に向かう楽天ナイン。左は平石監督(撮影・佐藤翔太)

<日本ハム4-4楽天>◇18日◇札幌ドーム

楽天がプロ野球初の珍記録を打ち立てた。日本ハム20回戦の試合時間が5時間15分で月間4度目の5時間超え試合となった。

8月に入ってから3日ロッテ戦(5時間9分)8日西武戦(5時間2分)15日ソフトバンク戦(5時間1分)で、4度目。これまでは14年8月の日本ハム(月間3度)に並んでいたが、暑い夏に熱闘のロングゲーム記録を更新した。

この日は午後2時にプレーボールがかかり、1回にブラッシュの適時内野安打で先制。しかし直後の1回裏に3点を奪われ逆転されるなど、追う展開になった。2点ビハインドの7回に浅村栄斗内野手がバックスクリーン左に豪快な同点2ランをたたき込んで追いつき、延長戦に突入。10回には6番手高梨雄平投手が無死一、二塁のピンチを招くが、渡辺、王柏融、石井と3者連続の空振り三振に仕留めた。

12回に2死一、二塁の好機をつくるも渡辺佳が左邪飛に倒れて無得点に終わり、引き分けた。

平石洋介監督は「序盤から苦しい展開でよく追いついてくれた。勝ち越せるにこしたことはないけど、最後はよく守ってくれた」と話した。また月間4度の5時間ゲームについては「4回目? 記録でしょ?」と苦笑いだった。