侍稲葉監督が帰国「台湾の坂本勇人」ら新鋭を要警戒

台湾の地元紙は稲葉監督がラミゴの林立と陳禹勲を好選手と評したことを報じる

侍ジャパン稲葉監督が台湾視察で新鋭を要マークした。19日、4日間の台湾リーグ視察を終えて帰国。

ラミゴ守護神の陳禹勲、主砲の朱育賢、富邦の林益全ら代表常連組の健在ぶりを確認したが、まだ代表経験のない若手の能力の高さに目を見張った。富邦で7月下旬にデビューした23歳右腕の王尉永は140キロ後半の直球と鋭いスライダーでセットアッパーを務めていた。「非常に強い球を投げていたし、コントロールも良かった」と脳裏に刻んだ。

打率3割9分5厘で王者ラミゴの2番を打つ23歳の林立は地元メディアも「台湾の坂本勇人」と報じている。「2番打者として追い込まれてからの対応もできていたし、警戒する打者」と評した。代表監督を務めるラミゴ洪一中監督の3番に犠打を命じる細かい野球も確認。「自分の目で選手をたくさん見て、球場も視察して洪監督の采配も見られた。充実していた」と収穫を強調した。