広島サンタナ「うれしい」中前へ来日初安打が適時打

広島対ヤクルト 4回裏広島無死一、二塁、サンタナは中前適時打を放つ(撮影・今浪浩三)

<広島9-8ヤクルト>◇20日◇マツダスタジアム

広島フアン・サンタナ内野手(25)が4回、来日初安打となる同点適時打を放った。1点差に迫り、なおも無死一、二塁の好機で迎えた2打席目。

ヤクルト高橋の2球目、浮いたスライダーをたたいて中堅へライナーではじき返した。来日初安打初打点に、広報を通じて「センター方向を意識しつつ、チャンスだったので高めに来た球を積極的に打ちにいきました。初ヒットが打てて嬉しいです」とコメント。試合前に「ホームランバッターではないので、センター中心に打ち返したい」と話していた通り、基本に忠実な打撃で試合を振り出しに戻した。

広島は2死一、三塁からヤクルトバッテリーのミス(捕逸)から勝ち越し点を奪った。

◆フアン・サンタナ 1994年8月16日生まれ、ドミニカ共和国出身。カープアカデミーから18年9月に練習生として来日。19年3月に広島と育成選手契約。7月には契約金1100万円、年俸800万円(ともに推定)で支配下選手契約を結んだ。今季2軍では83試合で5本塁打、31打点、打率2割7分2厘。181センチ、100キロ。右投げ右打ち。