日本ハム5年ぶり1戦5失策「のみ込んで」栗山監督

西武対日本ハム 2回裏西武1死、秋山翔吾の内野安打を二塁手渡辺諒が一塁に悪送球し、二塁進塁を許す(撮影・たえ見朱実)

<西武11-6日本ハム>◇21日◇メットライフドーム

日本ハムは5年ぶりの1試合5失策と守備が崩壊して惨敗した。破壊的な山賊打線を相手に、打ち取った打球をアウトにすることができなければ、白星が逃げていくのは必然だ。栗山監督は「それも、のみ込んで。しっかりやっていくしかない」と声を絞り出した。

メットライフドームでは最近3試合で10失策で3連敗となった。起点となった7月28日はサヨナラ失策で敗戦。そこからチームは19試合で3勝16敗1分けと急失速している。昨季も、8月上旬に同球場での守備の乱れからチーム状況が急降下して優勝を逃した。今季も同様に勝負の夏場に“鬼門”で苦しむ。

借金は今季ワーストタイの3に膨れ、最下位オリックスとは0・5差に迫られた。栗山監督は「順位は最終的なものしか関係ないので。今、何位とかは関係ないので」。CS進出すら危うい気配が漂ってきた。

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