阪神福留7号、望月を援護「まだ力がありました」

阪神対DeNA お立ち台で笑顔を見せる望月惇志(右)と福留孝介(撮影・前田充)

<阪神8-0DeNA>◇22日◇京セラドーム大阪

チーム最年長42歳の阪神福留孝介外野手が、20歳離れた若虎望月のプロ初勝利を援護した。

3回、先頭で二塁打を放った近本、先制打の木浪に続いた。無死一塁からDeNA先発の右腕平良の外角低め直球を逆方向の左翼席へ運んだ。平良からの自身3本目は、貴重な追加点となる7号2ラン。「前の2人(近本、木浪)がいい1点目を取ってくれた。打った瞬間はフェンスまで届くかという感じでしたが、まだ力がありましたね。(若手には)まだまだ負けられないです」。ルーキーコンビの活躍に呼応するように、ベテランもしっかりと結果で示した。

望月と上がったお立ち台では、1歩下がって隣から優しく見守り「僕らも(プロ初勝利を)意識していた。途中ヒヤヒヤしましたけど、よく粘ってくれたと思います」とねぎらった。矢野監督は福留の1発に「一番野球を知っている。俺らも経験したことがないようなことを経験している選手。内容のある打撃をしてくれるので、本当に助かる」と最敬礼で評価した。