阪神藤川が若手にゲキ「優勝争いのつもりで戦って」

真剣な表情でキャッチボールする藤川(撮影・上山淳一)

優勝争いしているつもりで戦うぞ。阪神藤川球児投手(39)が熱く呼びかけた。甲子園室内でキャッチボールなどで汗を流した守護神が、残り24試合の戦い方を独自の視点で力説した。

藤川 緊張感の持ち方ひとつで、戦い方が変わると思う。優勝争いをしているつもりで戦ってみることで、どういうプレーが生まれるかとか、チームにとっていい勉強になると思う。

チームは逆転CSを目指して奮闘中。だがもっともっと緊張感を高め「優勝争いしているつもりで」戦うことができる絶好のチャンスとみていた。1ランク上のステージを想定して戦う経験が来季以降、シビれる場面で生きるとの考えだ。

藤川 チーム自体が若いので来シーズン以降、ジャイアンツと競ってこの時期が来ていたらということを考えると、気持ちも上がると思う。そういうメンタリティーで、精神状態を知っておくことは重要になる。

7月後半から守護神を任され、登板10試合で9セーブ。救援失敗は1度もない。NPB234セーブはソフトバンク・サファテと並ぶ現役最多だ。言葉と結果で引っ張る藤川に矢野監督は改めて信頼を口にした。

矢野監督 球児も自分がどうなろうが、チームのためになることを体現してくれている。いつも頼りにしているけど困れば困るほど、頼る部分は出てくる。本当に心強い。

藤川 シーズンの終わりはより強く終わることを意識している。強く最後の一歩を踏むことは、チームとしても大事なこと。

阪神の優勝は05年が最後。歓喜を知る現役は藤川と鳥谷、能見の3人だけになった。だからこそ伝えたい。強い気持ちで残り試合を駆け抜ける。【奥田隼人】