阪神近本、98年坪井以来シーズン併殺打なしへ前進

阪神対巨人 1回裏阪神無死一塁、二塁へのゴロで一塁へ駆け込みセーフとなり、併殺を免れる近本(撮影・前田充)

<阪神1-4巨人>◇30日◇甲子園

阪神近本光司外野手の快足が同点を呼び込んだ。

1回無死一塁。二塁正面へのゴロは完全な併殺コース。1度はアウト判定だったが、矢野監督のリクエストでセーフに覆った。今季初の併殺打は消え、俊足で塁上に残る。マルテの左翼線二塁打で一塁から長駆生還した。それでも近本は5打数無安打の結果に「悔しいです」と渋い表情。2リーグ分立の50年以降で規定打席に到達した新人で、シーズン併殺打なしは98年阪神坪井だけ。近本が達成なら2人目のレアケースになる。