攻守にハッスル清宮7号 守備で飛球追いずっこけた

日本ハム対オリックス 8回裏日本ハム無死、右越え本塁打を放つ清宮(撮影・黒川智章)

<日本ハム2-0オリックス>◇8日◇札幌ドーム

日本ハム清宮幸太郎内野手(20)が球場を大いに盛り上げた。

1点リードの8回先頭で迎えた第1打席。オリックス3番手増井の直球を振り抜いたライナー性の打球は右翼席へと飛び込む7号ソロ。「昨日やられていたので、展開的にも1点欲しい場面だった。少し詰まったけど、思ったより打球が強かったので、入ってよかったです」。

6日のオリックス戦(札幌ドーム)以来の1発となり、昨季自身が放った本塁打記録に並んだ。

試合序盤には“珍プレー”で、4万人を超えるファンを笑いの渦へと巻き込んだ。2回2死一塁の場面だ。一塁手の清宮は、オリックス西浦が放ったマウンド真上付近への飛球を追いかけたが、マウンドに足をつまずかせ、ずっこけるというシーンが。打球は三塁手浅間が捕球。転んだ清宮はあおむけの状態から起き上がり、顔を赤くして恥ずかしそうな表情を浮かべベンチへと戻った。

大観衆はもとより、チームメートたちも思わず爆笑するというシーンとなった。試合後「めちゃくちゃ恥ずかしかったです」と苦笑いを浮かべたが、プレーでも、笑いでも魅了してみせた。