阪神大山「いい形で」意地のバックスクリーン弾

阪神対ヤクルト 7回裏阪神1死、大山は中越え本塁打を放つ(撮影・前田充)

<阪神2-12ヤクルト>◇12日◇甲子園

阪神大山悠輔内野手(24)が、意地の1発を放った。8点差の7回1死、山田大の直球をセンターバックスクリーンへ運ぶ13号ソロ。

大山は「練習のときから、バックスクリーンへ打つというか、その方向へ強い打球を打つ練習をしていた。自分が一番やりたかったこと。その結果、いい形で打てたからあの本塁打になったと思います」と納得の表情で振り返った。これが今季初のセンターへの本塁打だった。「これまではフェンス手前で失速していた」という打球が「あそこに入ったのはいいこと。それを忘れずにやりたい」と手応えをつかんだ様子。

2戦連続でスタメン落ちしたものの「出たところでしっかりやるだけですし、出ないときも勉強し準備をしっかりして、1打席、1球1球を大事にしたい」と、定位置奪回へ結果を出す心意気を示した。

▽阪神浜中打撃コーチ(大山の本塁打に)「北條といい競争をしてくれている。今日は悔しさを出してくれた。いい競争をしてくれれば」