侍稲葉監督イタリアへ、五輪出場有力国の試合視察へ

稲葉監督(19年撮影)

侍ジャパン稲葉監督が世界最速五輪出場国を分析する。18日、東京五輪の欧州・アフリカ最終予選の視察でイタリアへ出発。オランダ、イタリア、チェコ、イスラエル、スペイン、南アフリカの中で優勝国が五輪開催国の日本以外で出場権第1号の切符を手にする。指揮官は「オランダ、イタリアが中心になる」と有力国を中心に4~5試合ほど見る予定だ。

オランダは首脳陣が変わった。ミューレン監督、アンドリュー・ジョーンズ(AJ)コーチ体制が続いたが、エトゥーン監督が指揮を執る。選手で五輪3度、06年WBC大会に出場と国際大会を知り尽くす。「ミューレン、AJは日本の野球をよく知っている。打者は追い込まれたら変化球待ちと徹底されていた。それは伝わっていると思う」。イタリアも元オリックスの右腕マエストリがメンバー入り。「どれくらいのメンバーが五輪まで残るか分からないが、これは入りそうだなという選手は分かると思う」と1年後を想像してチェックする。