巨人5年ぶり37度目セ界制覇!原監督涙8度胴上げ

DeNA対巨人 セ・リーグ優勝を決め、胴上げされる巨人原監督(撮影・河野匠)

<DeNA2-3巨人>◇21日◇横浜

巨人が5年ぶり37度目のリーグ優勝を決めた。

優勝が決まった瞬間、原監督の大きな目から涙がこぼれた。マウンド上にできた歓喜の輪に中で指揮官の体が横浜の夜空に8度胴上げで舞った。

左翼席方向に陣取るファンの歓声に応えた原監督は自身8度目、5年ぶりの優勝に「非常に新鮮ですね」と第一声。「年を取ると涙腺が弱くなるのかも知れない。チームワークは今までにない素晴らしいチームだった」と声を震わせた。

優勝の懸かる大一番に高卒ルーキーの戸郷が先発を任された。150キロ台の直球を武器に1、2回を無得点に封じたが、3回2死二塁で乙坂に先制となる2ランを浴びるなど5回途中2失点で降板した。

7回に捕逸で1点差に追い上げると、9回2死一、二塁で小林の値千金の適時打で追いついた。

延長10回2死一、三塁で途中出場の増田大の適時打で勝ち越しに成功。最後はデラロサが締めくくった。

今季は6月に首位つとそのままゴールテープをきった。巨人は日本シリーズ進出をかけて9日からのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでファーストステージの勝者と対戦。2012年以来、23度目の日本一を狙う。