ヤクルト館山が引退試合先発 大島を二ゴロ打ち取る

ヤクルト対中日の引退試合で、1人限定で先頭打者大島に投げるヤクルト先発の館山(撮影・柴田隆二)

<ヤクルト2-14中日>◇21日◇神宮

今季限りでの現役引退を表明しているヤクルト館山昌平投手(38)が、引退試合で先発した。

中日の1番大島と対決。初球は143キロのボール。その後は2球ストライクを続け、4球目の144キロ直球で二ゴロに打ち取った。

三塁手太田からボールを受け取り、内野陣と拳を合わせた。マウンドまで歩を進めた小川監督と握手をかわし、深く一礼。さらに球場全体に帽子をとってあいさつし、中日ファンからも拍手が起こった。ベンチ前では、出迎えたチームメートとハイタッチ。引退会見で「(対戦は)1人でいいので、全力で(マウンドに)上がる」と話していた通り、全球直球の4球で現役最後のマウンドを降りた。