高橋礼12勝 ソフトバンク決死の中4日ローテ

オリックス対ソフトバンク 石川(左)からウイニングボールを受け取り笑顔の高橋礼(撮影・渦原淳)

<オリックス0-8ソフトバンク>◇23日◇京セラドーム大阪

ソフトバンクが決死ローテ第1弾に成功し、逆転優勝に望みをつないだ。プロ初の中4日先発となった高橋礼が7回無失点で12勝目。涼しい顔で0を並べ続け「(初回に)3点取ってもらって、すごくいいリズムで投げられた。すべてが良かった」とうなずいた。

負けられない一戦を託された。前回18日楽天戦から休みは取らず、ブルペンも従来の登板3日前から2日前に変更。球数を減らし、フォームの確認程度に済ませた。この間、王球団会長から「変化球に頼ったり、フォームが小さくなっている。打者は向かってくるボールが一番嫌なんだ」と金言をもらい、真っすぐで押す持ち味を再確認できた。

西武のマジックは2となったが、1ゲーム差を維持。24日はエース千賀が同じく中4日で先発する。負ければ、ライバルにリーグ連覇を許す可能性がある。必勝の一戦に決死ローテ第2弾で臨む。【山本大地】