阪神横田の両親も労う「本人が一番つらかったと…」

横田慎太郎(左)は家族から花束を受け取る、1人おいて左から、姉の真子さん、母・まなみさん、父・真之さん(撮影・奥田泰也)

<ウエスタン・リーグ:阪神4-2ソフトバンク>◇26日◇鳴尾浜

脳腫瘍の影響で今季限りで現役を引退する阪神横田慎太郎外野手(24)が26日、引退試合となったウエスタン・リーグのソフトバンク戦(鳴尾浜)で、病気後初となる1096日ぶりの公式戦出場を果たした。8回2死二塁の守備から中堅に入ると、ヒットで本塁を狙った二塁走者をレーザービームでアウトにした。視力の低下で打球はかすんでいたが、これぞ魂のバックホーム。奇跡のラストプレーを刻み、惜しまれなが現役生活に別れを告げた。

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横田の故郷鹿児島からは家族が駆けつけた。セレモニーでは元ロッテの外野手でベストナイン2度の父真之さん、母まなみさん、姉真子さんが花束を贈呈。真之さんは「本人が一番つらかったと思う。ご苦労さん」とねぎらい、一番の思い出に「(16年に)開幕でスタメンに使ってもらった時」を挙げた。まなみさんは感動のラストプレーに「必死になってやってきたことを神様が見ていてくれていた」と感謝。引退の決断には「本人が決めたこと。強い決心をした。大人になったなと」と目を潤ませた。