阪神中谷ら逆転CSへ執念「必死に食らいついた」

DeNA対阪神 4回表阪神1死満塁、中谷は先制の2点適時打を放つ(撮影・丹羽敏通)

<DeNA-阪神>◇28日◇横浜

逆転CSへ向けて残り3戦全勝が必要な阪神が、一気に4点を先制した。

3回までDeNA先発の今永を前にわずか1安打。4回1死から福留が四球で出塁し、大山も四球を選び1死一、二塁。続く糸原の打球を一塁手のロペスが捕球するも、ベースカバーに入った今永がベースを踏み損ねた。ラッキーな内野安打で1死満塁とし、6番中谷が左翼へ2点適時打。「追い込まれていたので、必死に食らいついていきました」と大きな先制打となった。

攻撃の手は緩めず、1死一、三塁から7番木浪が体勢を崩されながらも3点目のスクイズ成功。「必死に食らいつきました。2度、3度あるサインではないので、1発で決めることが出来て良かったです」。なおも2死二塁から8番梅野が右前打を放ち4点目をもぎとった。「聖也(木浪)が目の前で(スクイズを)しっかり決めてくれたので、残ったランナーをかえすことに集中しました」と流れを離さなかった。

前日27日に広島が敗れたため、自力CS進出の可能性が復活。奇跡の逆転CSへ最後まで諦めない。