負ければV逸の九共大が意地の大勝、連投当山が貢献

九産大対九共大 九共大先発の当山昇平投手が7回途中1失点の好投を見せた(撮影・浦田由紀夫)

<福岡6大学野球:九共大8-1九産大(7回コールド)>◇第5週第2日◇29日◇福工大

負ければV逸の九共大が、投打に意地を見せてコールド勝ちした。28日に続いて2日連続の先発となった当山昇平投手(4年=名護)が九産大打線を6回まで無失点。

7回に降板して1失点したが、連投ながら28日の先発5回1失点同様の好投で、チームの勝利に大きく貢献した。「目の前での(九産大の)胴上げは見たくなかった。秋6連覇がかかるリーグでプレッシャーはあるが、昨日(28日)負けて4年生のなかでも、割り切って思い切っていこうと話していた」。打撃陣でも4年生の八巻優大外野手(東筑)が3打点を挙げる活躍を見せた。

優勝は雨天順延で延期となっていた最終日の10月5日まで持ち越しとなった。第1試合で九産大が日経大に勝てば優勝が決まるという他力の状況だが、最後の九工大戦(第2試合)まで秋6連覇の夢はつないだ。リーグ戦では初の先発連投を果たした当山は「これでどんな連投でも大丈夫という自信がついた」と大きく胸を張った。【浦田由紀夫】