清宮「やれることやりたい」手術まで打撃など回避へ

鎌ケ谷で秋季練習に参加し、ノースロー調整でノックを受ける日本ハム清宮(撮影・木下大輔)

大きな決断を下した日本ハム清宮幸太郎内野手(20)が7日、前を向いて再出発した。

千葉・鎌ケ谷の2軍施設で秋季練習に参加。痛めている右肘を17日に手術することを決めてから一夜明けて「スッキリというか、しっかり治して、来シーズンにクリーンな状態で入れれば。何もマイナスの要素はないというか、落ち込むこともないので」。気持ちの整理をつけてグラウンドに立っていた。

手術までは打撃練習やスローイングは回避する予定。ノックを受けて捕球動作を徹底的に体にたたき込むことや、ダッシュなどで下半身強化を図っていく。「それしかないですね」と、地道な練習を繰り返す覚悟も決まっている。

厳しい現実は、しっかり受け止めた。動きに制限が出てくることは仕方がないが、術後のリハビリ期間も見据えて「この時間をしっかり使いたい。普段はフォーカスできない部分(のトレーニングなど)もある。いろいろ、やれることをみつけて、やりたいです」と言葉に力を込めた。今回の試練も、必ず成長への糧とする。【木下大輔】