楽天三木新監督を発表「日本一の東北へ」実現目指す

楽天三木新監督(2019年9月26日撮影)

楽天は11日、三木肇2軍監督(42)の1軍新監督就任を発表した。

球団を通じ「監督就任のお話をいただき、身が引き締まる思いです。今シーズン、ファームで指揮を執らせていただき、東北のファンの皆さんの熱い声援、イーグルスへの熱い思いを感じることができました。その東北のファンの皆さんとともに、来シーズンこそは『日本一の東北へ』を実現できるよう、チーム一丸、勝ちにこだわって戦ってまいります」とコメントした。

石井一久GM(46)は前日10日に平石洋介監督(39)の退任を発表した際に「バントやスクイズなどの精度、サインミスの多さ、走塁含め先の塁への意識改革が1年通して改善しきれなかった。(新たな監督は)長きにわたる課題に対して、よりカテゴリーに合う方に来ていただくことが大事」と説明。今季チーム盗塁数48は日本ハムと並ぶリーグ最少で、ヤクルト山田哲らを盗塁王に育てた三木監督の手腕に期待がかかる。

◆三木肇(みき・はじめ)1977年(昭52)4月25日生まれ、大阪府出身。上宮から95年ドラフト1位でヤクルト入団。08年にトレードで日本ハムへ移籍し、同年引退。通算359試合、59安打、2本塁打、打率1割9分5厘。09年から日本ハム内野守備コーチなどを務めた。14年にヤクルトに復帰し、15年は1軍作戦兼内野守備走塁コーチとして14年ぶりのリーグ優勝に貢献。16年からヘッドコーチを務めた。19年に楽天2軍監督となり、チームをイースタン・リーグ初優勝に導いた。181センチ、83キロ。右投げ両打ち。