原監督が突破王手「みんな亀ちゃんに触発された」

巨人対阪神 阪神に連勝しスタンドにあいさつする原監督(撮影・加藤哉)

<セ・CSファイナルステージ:巨人6-0阪神>◇第2戦◇10日◇東京ドーム

巨人が連勝で日本シリーズ進出に王手をかけた。原辰徳監督(61)は、7回無失点と好投したメルセデスについて「今シーズン1番と言っていいんじゃないでしょうかね。リズムも、コントロールも、非常に球速もありましたしね。良かったと思います」と評価した。

打線は1番亀井が3安打を放つなど、チームをけん引した。

「初回から出塁してくれて、非常にいい役割。その後も後続たちも、みんな亀ちゃんに触発されながらいっているような感じがして良かったですね」

5回1死一、二塁からは二塁走者の亀井、一塁走者坂本勇のダブルスチールでチャンスを広げ、1死二、三塁から丸の犠飛、岡本の適時打で貴重な2点を追加した。機動力を生かした得点に「チャンスがあったところで、それを見逃さなかったというところですね」と評した。

4回はゲレーロにも2ランが飛び出した。

「彼の場合は予想ができづらい選手なんですけれども、きょうはいいところでいい1本が出ましたね」

勝てば日本シリーズ進出が決まる第3戦は、ルーキー戸郷を先発に送り出す。

「かなりいい投球をしてくれると思います。公式戦でも2試合放りましたし、この前の紅白戦の時も非常にいい投球をしてくれている。しっかりといい形で送り出したいと思いますね」