背水阪神西に託した「痛いと言ってる場合じゃない」

阪神西勇輝(2019年10月8日撮影)

阪神西勇輝投手(28)が13日のCSファイナルステージ第4戦に先発する。西はDeNAとのファーストステージ初戦(5日)に先発したが、初回に打球が直撃するアクシデントがあった。左足親指の爪を負傷し、打者5人で3失点、1死も取れずに緊急降板していた。

「いろいろ治療してもらったおかげで、痛みはないに等しいぐらいまでいけた。最後は痛いとか言っている場合じゃないし、自分のできることをやっていければいいのかなと思います」

負ければ今季終戦の場面で頼もしい男が帰ってきた。オリックスからFA移籍した今季は26試合に登板して、チーム最多の10勝をマーク。防御率は2・92と安定感ある投球を見せた。投球回も自己最多の172回1/3を記録したシーズンだった。