日本ハム大田、元同僚の小笠原ヘッドとの再会心待ち

室内練習場で打撃練習する日本ハム大田(撮影・山崎純一)

日本ハム大田泰示外野手(29)が小笠原ヘッド兼打撃コーチとの再会を心待ちにした。13日、千葉・鎌ケ谷での秋季練習に参加。古巣巨人時代のチームメートのコーチ就任を受け「選手とコーチの立ち位置でさらに深い話が聞けると思う。時間をかけて話をしたいと思うし、どういう話をしてくれるのかが楽しみ」と胸を膨らませた。

同じ打者として左右は違えど、十分な実績を持つコーチから目いっぱい吸収する。「3割30本打っている実績というのは絶対になにかあると思う。聞きに行って自分のプラスにできれば最高だと思う」と、積極的にアドバイスを求めるつもりだ。

巨人時代から、野球に対する真摯(しんし)な姿勢に刺激を受けてきた。「念入りな準備をする、手を抜かない、そういう姿を見せてもらった。そこは今も生きている」。この日も一番乗りで球場入り。全体練習終了後も室内練習場に移動しバットを振り込むなど約2時間半汗を流した。

プロ11年目の今季、シーズン自己最多20本塁打をマークした。日本ハムに移籍して3年目での大台到達だった。「(広い)札幌ドームをホームとしてやっている中で、20本打てたのは自分の中でプラス」と手応えを感じる1年となった。さらなるレベルアップへ「限りなく本数は増やしていきたい。その確率が増えればチームにプラスになるのも間違いないから」。攻撃的2番で活躍した新コーチのもと、飛躍を目指す。【山崎純一】