関大逆転勝ちV残った 大阪桐蔭V戦士の坂之下V打

関大対近大 逆転勝ち後に喜び合う関大・坂之下晴人(撮影・柏原誠)

<関西学生野球:関大9-3近大>◇第7節第2日◇14日◇ほっともっとフィールド神戸

負けたらV逸の関大が逆転勝ちで1勝1敗とし、踏みとどまった。次の関学大戦で勝ち点を取り、さらに変則で22日に行われる3回戦で近大を倒せば優勝が決まる。

勝てば優勝だった近大は中継ぎ陣が踏ん張れなかった。

0-2の8回、関大が怒濤(どとう)の攻撃で大量9点を奪った。押し出し四球でまず1点。続く坂之下晴人内野手(2年=大阪桐蔭)がしぶとく右翼線に落とす二塁打で、2者をかえして逆転した。

今リーグ打率1割台の坂之下は「初球から攻めていく気持ちだった。あまり調子がよくなかったので、練習から右打ちを意識していた」と振り返った。大阪桐蔭で17年センバツ優勝メンバー。大学でも堅守と巧打を買われ、2年春からレギュラーをつかんだ。「高校の仲間が東京メインで活躍しているので、関西で優勝して、関西代表として神宮に行きたい」と目標を掲げた。