中日沖縄秋季キャンプ 与田監督の意向で大規模に

中日与田監督(19年撮影)

中日が秋季キャンプ(10月末開始予定)を沖縄・北谷で本格的に行うことが14日、分かった。

昨年は投手10人が沖縄で、野手と残りの投手はナゴヤ球場で開催した。このように、近年はナゴヤ球場など地元をベースに、一部選手が沖縄などに分かれて練習する傾向にあった。今回は来季2年目を迎える与田監督の意向を反映。投手だけでなく、野手も参加する方向となった。当初は少数精鋭で鍛える考えもあったが、最終的に30人を超す大規模なキャンプになる見通しだ。

昨年の沖縄・秋季キャンプは野手不在のため、他球団と合同でシート打撃を行った経緯がある。今年は野手が参加することで、実戦的な練習もメニューに組み込むことができる。

今季はシーズン終盤までCS進出の可能性を残したが、勝ちきれずに5位で終えた。7年連続Bクラスと低迷から抜け出せないが、投手陣は柳が11勝を挙げるなど世代交代に道筋をつけた。野手の戦力底上げも課題。秋季キャンプは各自がそれぞれのテーマに地道に取り組めるため、春に向けて重要な位置づけとなる。参加が確実視されるドラフト1位根尾ら期待の有望株を沖縄で徹底的に鍛え上げる。