阪神浜中、伊藤の両コーチが退団 固い意思を尊重

阪神浜中コーチ(2019年1月8日撮影)

阪神の浜中治打撃コーチ(41)と伊藤敦規トレーニングコーチ(56)の退団が、球団から発表された。

浜中コーチはチームが公式戦で打撃不振に苦しんだ責任を感じ、クライマックスのファイナルステージ終了後に辞任を申し入れていた。兵庫・西宮市の球団事務所で取材に応じた阪神谷本球団副社長兼球団本部長は、浜中コーチに関し「ご本人がある種の限界を感じていたというか『もう少し勉強したい』ということでしたので。『また勉強して戻ってきて下さい』ということを伝えました」と語った。球団は浜中コーチ1人の責任ではないと判断し、慰留に努めたが、本人の固い意思を受け入れる形になった。

また伊藤コーチに関しては「15年にわたってトレーニングコーチをやっていただいたんですけど、今のトレンドとしてチーフトレーナーがやるというのも主流になってきていますので、一応15年という節目で引いていただいたということです」と説明。伊藤コーチの退団に伴い、トレーニングコーチという職責もなくす方針だ。2人はともに退団する。