阪神は25日、今季までヤクルト2軍打撃コーチを務めた北川博敏氏(47)が打撃コーチに就任すると発表した。
背番号は「80」で、26日から秋季練習に参加する予定。01年近鉄で代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打を放った北川コーチは、兵庫・西宮市の球団事務所で会見し「第2のミラクル男」育成など得点力アップへの意欲を笑顔いっぱいに語った。北川コーチとの一問一答は以下の通り
◆記者会見
-タイガースの打撃コーチに就任した気持ち
こんな体形はしてますが、身の引き締まる思いで(笑い)。まさかこんな人がいる中でコーチの会見をすると思ってなかったので、さすがタイガースだなという気持ちです。
-19年ぶりのタテジマのユニホーム
正直想像してなかったので、うれしいというか、プロ1年目の時と同じユニホームをまた着られる喜びが強くあります。
-どのように要請があったのか
矢野監督の方から、電話をいただきまして「ぺぇの力を貸してほしい」と。「タイガースの打者の底上げを何とか手伝ってくれないか」という話をいただきまして、僕自身もまさかそんな話をいただけるとは思わなかったので「前向きに考えさせてもらいます」ということを話させていただきました。
-他球団から見た阪神の打撃は
いや、正直ヤクルトさんの方でも基本ファームの方にいたので、1軍の試合を今まで見る余裕がなかったので、タイガースの選手のイメージというか、印象というのは正直まだ白紙状態です。
-秋季キャンプをスタートにして
そうですね。真っ白な気持ちで、自分の目線で1人1人選手を見ていきたいなという思いもありますし、当然選手の方々も僕のこと何も知らないと思うので、モンスターにはなれないですけど、僕もコミュニケーションは取っていきたいと思います。
-苦しんだ得点力を改善するには
1番は得点力って考えた時には取れる時にしっかり取るということが大事になってきますし、そういうことでは無駄なアウトにならないこと、意味のあるアウトっていうのもすごく大事になると思うので…。そういう意識というか、そういうものを選手には植え付けていきたいなと思います。
-谷本副社長からは、勝負強さ、準備力に期待と
そうですね、勝負力というか、まあ、そこはもう半分は運だと思うので、運とあとは負けん気の強さ。技術以外の精神的なところはすごくあると思うので、そういうのも自分がプレーしてきて経験してきたことと、やっぱりコーチになって他チームでいろいろ学んだことを選手に伝えてあげられたらいいかなと、いいアドバイスができたらいいかなと思っています。
-1軍、ファームで指導の経験がある。どういったことを選手に伝えたい
あまり難しく考えても、その場その場でなかなかできない部分は多いので、とにかく僕は必死にやってきたほうなので、もうとにかくその必死さを1番に出すのが、1番かなと思っていますけど。
-01年の、史上初の代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームランを体験しているが
いや、まあ、もう…。ちょっと薄れかけてはいますが、あれは僕にしかできないことなので(笑い)。まあでも、そういう場面とかでもやっぱりこう、活躍できるような選手を育てていきたいなとは思います。
-タイガースで特に期待している選手は
さっきも言いましたけど、本当に中途半端に名前を挙げてもあれなんで、僕は本当にまだその選手がどんな技量があるのか見ていないので、まだそういうのは特にはないです。
-秋季キャンプで見ていく
そうですね、僕からも見ていきたいですし、いろいろ話しをしながら、その選手の良さっていうものを見付けられたらいいなと思います。
-タイガースファンからはおかえりなさいという感じだが、ファンへメッセージを
19年ぶりにまたタテジマのユニホームを着られるように、戻ってきました。どこまでチームの力になれるかわからないですけど、僕を育ててくれた球団ですし、精いっぱい恩返しできるように、強いチームを作っていく中で、その一員になれたらいいなと思います。お手柔らかにお願いします(笑い)
◆囲み取材
-矢野監督に言われたことは
うちの場合、打力がどうしても弱いから「ぺぇ」が現役でやってきたことや他チームでやってきたことを含めて力を貸してくれないかと言われました。ビックリしました。元々、連絡先は知っていたんですけど急に掛かってきました。
-現役でも一緒にやっていた
そこまで(仲)は…。けど、良いのかな言って。釣りとかで。それでよく漁場では会ったりしていました。
-矢野野球は
現役で一緒にタイガースでキャッチャーをやっていたので、緻密というか思い切りの良さもあって尊敬できる部分も多々あった。尊敬できる方です。
-2軍監督時代も対戦
新潟三条は僕は残留で行ってないんです。フェニックで1試合だけかな。2回目のときは矢野監督は(関西に)帰られていたんで。
-ヤクルトでは2軍で村上を育てた
絶対にその質問くると思っていた。言っていいですか? 村上は育ててません! あの子はポテンシャルが元々あるので、技術的なことはこっちは何も言わずにポンポン伸びていった。
-ハートの強さもある
考え方によってはプラスに持っていける。元々は僕もチャンスに弱い人間だったので、特にタイガース時代は。それが、ちょっと打ったらこうなるので。マスコミを味方にするのが1番。味方にしてチャンスで打ったら「すごいぞ」と、そこから調子に乗ったらいいだけなので。
-野球観の変化は
ありました、ありました。他チームに行ってから、もっと自分で考えて野球をやらないといけないなというものがあったので。それが一番大きかった。選手に一番言いたいのは「自分で考えて、自分で良い物を見つけていかないといけない」。その中でできるのがアドバイス。そういうワンピースになれれば。
-現役時代の北川コーチは犠牲フライも多かった
1点を取る方法としたら犠飛という方法もやっぱり大きい。自分の打率は下がらずに1点が取れる方法でもある。得点圏で外野フライを打つ技術も大事だと思う。そういうのも教えていきたいと思います。
-矢野ガッツはやりやすい
僕もどちらかというと一喜一憂するタイプなので。って、僕1軍ですか? まだ決まってないですけど。そういう中で野球できるのはうれしいと思います。