清原氏が日米トライアウトで“監督”「本当に感謝」

ワールドトライアウト2019の監督に就任した清原和博氏(撮影・横山健太)

清原和博氏(52)が10月30日、都内で「WorldTryout2019」の開催発表会見に臨んだ。11月30日に神宮球場で行われる同イベントにおいて「監督」を務める。

戦力外となった元NPB選手、高卒以上のアマ、米マイナーリーガーを対象に、日米両国に挑戦する機会の創出を目的とし、11月7日に予選会(神奈川・保土ケ谷球場)、同30日に本選をいずれも試合形式で開催する。清原氏は「監督」として、予選会での選手の選出や本選での優秀選手を選考する。

会見で「正直驚いてます。このような大役を、野球に携われることを感謝しながら。正直、本当に感謝の気持ちしかないです」と話した。また、トライアウトについては「自分の場合は、ジャイアンツから戦力外通告を受けたんですけど、オリックスから声をかけていただいた。自分の場合は幸せですが、ほとんどの選手はエージェントもいないですし、自分でなんとかしないといけないのが現実。でもこのようなトライアウトがあることによって、もう1度、チャンスがつかめるんじゃないか」とし、参加選手へ「わずかなチャンスしかないと思う。自分の長所を思い切りだしてくれれば。そして悔いのないプレーをしてくれればいいなと思っています」とメッセージを送った。

清原氏は16年に覚せい剤取締法違反で懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。今年3月には、厚生労働省主催の依存症の理解を深めるための普及啓発イベントで、トークショーを行っている。