慶大3季ぶりV、昨秋涙のんだ早大下し開幕9連勝

慶大対早大 6回表慶大無死、左越えソロ本塁打を放ち、ベンチナインとハイタッチをする慶大・郡司(撮影・河田真司)

<東京6大学野球:慶大7-1早大>◇第8週第1日◇2日◇神宮

慶大が3季ぶり37回目のリーグ優勝を果たした。リーグを代表し、明治神宮大会(15日開幕)に出場する。

ここまで開幕8連勝。1勝すれば優勝という状況で、早慶戦を迎えた。2回に1点を先制されたが、3回2死一塁で下山悠介三塁手(1年=慶応)が中越えに同点の適時三塁打を放った。

6回先頭で郡司裕也捕手(4年=仙台育英)が左越えに勝ち越しソロ。8回1死でも2打席連続ソロを放ち、点差を広げた。

さらに8回1死満塁で瀬戸西純遊撃手(3年=慶応)が左中間を破る走者一掃の3点適時三塁打を放ち、大勢を決めた。

投げては、高橋佑樹投手(4年=川越東)、津留崎大成投手(4年=慶応)、増居翔太投手(1年=彦根東)、石井雄也投手(4年=慶応志木)のリレーで、早大打線を1点に抑えた。

昨秋は、勝てば優勝だった早大3回戦で9回から逆転負けを喫し、涙をのんだ。それから1年後。同じ早大に勝って、優勝をつかんだ。これで、開幕9連勝。3日の2回戦に、28年秋以来91年ぶりとなる10戦全勝がかかる。