侍丸セーフティーで好機拡大、打者一巡猛攻の口火に

日本対韓国 3回裏日本無死二塁、セーフティーバントで出塁する丸。左端は見つめる稲葉監督(撮影・前田充)

<プレミア12:日本10-8韓国>◇スーパーラウンド◇16日◇東京ドーム

日本丸佳浩外野手が意表を突くセーフティーバントを決めた。

3回無死二塁、韓国先発の李承浩の138キロ直球を投前に転がして一塁を駆け抜けた。シーズン中も10月13日に阪神とのCSファイナル第4戦、同点の6回2死三塁で決めたセーフティーバントをほうふつとさせる小技で、打者一巡の猛攻につなげた。

テレビのゲスト解説を行っている巨人原辰徳監督はCSでの一打を振り返り「あれは全くサインじゃない。あの大観衆で丸しか分かっていなかったですね」と状況判断の素晴らしさをあらためて評価した。