侍高橋礼、前回の悔しさ晴らす好投で流れ引き寄せる

2回表韓国の攻撃から登板した高橋礼(撮影・浅見桂子)

<プレミア12:日本5-3韓国>◇決勝◇17日◇東京ドーム

侍ジャパンのライジング礼こと高橋礼投手が、第2先発として流れを引き寄せた。

山口俊投手に代わって2回から登板。2イニング目の3回先頭に左前安打を許すも、味方の好守にも助けられ、2回1安打無失点で乗り切った。3点を先制される苦しい展開を浮き上がる軌道とテンポのいい22球で潮目を変え「初回に(山口が2被弾し)これはあるなと。想定していた中で一番早い展開での出番だった。直球は会沢さんの構えたミットにちゃんと投げられた」と、今大会初の中継ぎ登板でも存在感を発揮した。

スーパーラウンド米国戦(12日)は先発し4回4安打2失点。チームは今大会で唯一の黒星を喫した。「結果を反省し、今後に生かしていきたいです」と中4日で前回登板の悔しさを糧にした。先発で6回1安打無失点の好投でチームを勢いづかせた1次ラウンド・プエルトリコ戦の快投を再現し、東京オリンピック(五輪)でのメンバー入りも猛アピールしてみせた。