福田秀平はロッテにFA移籍!他5球団に断り

6日、ロッテとのFA入団交渉を終え、笑顔で取材に応じたソフトバンク福田

ソフトバンクから国内FA権を行使していた福田秀平外野手(30)が26日、移籍先をロッテに決めた。

福田は日本一から2日後の10月25日にFA宣言。「選手としての(他球団の)評価を聞いてみたい。どこでも全部話を聞いてみたい」。今季推定年俸3600万円のCランクで、人的補償も不要なため大争奪戦に発展した。

交渉解禁となった11月3日には西武、中日。同5日にヤクルト、ロッテと交渉。13日には楽天と会い、宣言前に残留要請していたソフトバンクと含め計6球団と交渉の席に着いた。それぞれ複数年の大型契約を提示された福田は「人生の分岐点。しっかり考えたい」と熟考に入った。24日の日本一パレード、ファンフェスティバル、25日の選手会納会といったソフトバンクとしての行事参加を終えたこの日、各球団に連絡を入れたものとみられる。

ソフトバンクでは今季9本塁打をマークしたパンチ力のある打撃と、俊足堅守を生かし先発だけでなく代打、代走、守備固めとスーパーサブの活躍を見せた福田が新天地に向かう。

◆福田秀平(ふくだ・しゅうへい)1989年(平元)2月10日生まれ、神奈川県出身。多摩大聖ケ丘から06年高校生ドラフト1巡目でソフトバンクに入団。10年に1軍デビュー。182センチ、77キロ。右投げ左打ち。