ソフトバンク周東「自分も再確認」高校生に走塁指導

ソフトバンク周東が高校生相手に自慢の走塁の指導を行った(撮影・浦田由紀夫)

ソフトバンク周東佑京内野手が「世界の足」の極意を伝授した。プロ野球現役選手によるシンポジウム「夢の向こうに」が11月30日、福岡・筑後市のソフトバンクファーム施設で行われ、プレミア12で快足を披露した男が福岡県の高校生に走塁面を指導。盗塁のコツ、ベースの踏み方、走塁の基本などを惜しみなく伝えた。

「走塁はただ走るだけじゃなく、いろいろと考えないといけない。走塁がよくて1点差で勝てることもある」。侍で“忍者”のように次の塁を狙った韋駄天(いだてん)の話を、高校生たちは食い入るように聞いた。

高校時代は無名だった。「まさか自分がこんな指導をする立場になるとは思いませんでした。言葉にすることで自分も再確認できたし、勉強になった」と笑みを浮かべていた。