広島鈴木誠也が内川塾卒業「チーム野間でいきます」

広島鈴木誠也(19年撮影)

広島鈴木誠也外野手(25)が16日、内川塾を卒業することを明かした。

16年1月からソフトバンク内川らが宮崎・日向で実施していた合同自主トレに参戦。右足首骨折の影響で参加を断念した18年を除き、今年まで3度参加していた。

「内さん(内川)とやらしてもらって、たくさん吸収できた。次は後輩、チームの仲間と一緒にやって、いい方向にいけたらなと。早かれ遅かれ自分でやらなければいけない時が来ると思っていた。なるべく自分で考えてやりたい」

オフの期間に野球、トレーニングに没頭することで、自身の成長にもつなげた。「自主トレは楽しくやるイメージだった。でも内さんのところはピリピリしていた。緊張感があって、僕の中ではよかった。だから内さんのところを選びました。遊びはいらないと思った」。参加した16年から広島のレギュラーに定着。チームをリーグ3連覇に導いた。

内川塾で培った経験をチーム内に落とし込む。来年1月に宮崎県内の設備の整った施設で約2週間にわたり、堂林、野間、曽根、永井の5人で行う予定。「結局仲のいい人ですけど、みんなちゃんと練習をやる人ですし、そこら辺のメリハリはつけられると思う。『チーム野間』でいきます」。一体感でチームのレベルアップにつなげる。【古財稜明】