巨人阿部慎之助2軍監督(40)が2月の宮崎キャンプでの“真心プラン”を用意している。
秋季練習の終了時に2軍コーチ陣へ来季の始動まで肩をつくるように指令を出した。「コーチ全員、若いし『投げられるようにはしといてくれ』と言っておいた。やっぱり特打でマシンを打つよりは手投げで打ちたい選手もいるだろうし、そういう時のために全員が投げられるようにはしておいてくれとは言いました」と明かした。
就任後はイベントやトークショーで辛口コメントを発信してきた。「期待できる若手はいない」とハッパをかけ「2軍はジャイアンツではなく巨人軍だと思ってほしい」と厳しさを前面に押し出した。秋季練習中は直接伝え、オフ期間もメディアを通し、若手へのメッセージを常に意識。「自分も指導者としては新人。一緒になって努力していきたい」と自身のテーマに「我慢」を掲げた。
厳しさの根底にはあふれる愛情と熱意がある。無機質なマシン打撃よりも人対人で打撃練習を行えば、指導者と選手の距離感もまた違う。当然、2軍監督も例外ではなく「やりますよ。たぶん」と年明けから自身もトレーニングを積んで準備する。2、3軍がほぼ合同になる春季キャンプは大所帯となり「3カ所でできるかもしれない。2カ所は手投げで1カ所はマシンとか」と打ち込みに備えて、より効率的な練習プランを練る。
2軍は打撃投手も限られている。今季は1軍で打撃投手を務めていた朝井2軍広報も総動員で投入する。「なるべく手投げでやってあげたいから。こっちは何人でも導入できるよう。大所帯だからな」と阿部2軍監督。若い芽を手塩にかけて育てていく。【為田聡史】
◆巨人阿部2軍監督の“発信”
・11月24日、テレビ番組の公開収録に出演し
「期待できる若手はいない。それぐらいレベルが低いと(選手に)分かってほしい」
・12月1日、秋田での野球教室で
「2軍の選手たちも『なんで打てないか』もそうだけど『なんで打てるか』を考えれば不調時の引き出しが増える」
・12月8日、札幌市内でのトークショーで
「指導者になって分かった。期待していない選手には何も言う気にならない。選手のため。俺は嫌われてもいい」