中日アルモンテ開幕間に合う可能性高まる、監督確認

中日アルモンテ(2019年7月18日)

股関節を故障していた中日ソイロ・アルモンテ外野手(30)が、来年3月20日の開幕に間に合う可能性が高まった。

球団首脳が「開幕に間に合うと聞いている。契約できたのは開幕から戦えるということ。与田監督も本人と会って状態を確認してくれた」と明かした。

両打ちのアルモンテは来日1年目の18年は132試合に出場して打率3割2分1厘、15本塁打、77打点の成績を残した。今季も主砲ビシエドとの中軸を期待されたが、開幕から不振で4月下旬に2軍落ち。7月の1軍復帰後、打率を3割2分9厘まで押し上げたが、8月中旬に右太ももを痛め49試合の出場に終わった。股関節の故障も発覚し、シーズン後は手術も検討された。

そのため球団は交渉でアルモンテに育成契約も打診した。ただ、与田監督が11月下旬からキューバ出身の守護神R・マルティネスとの残留交渉のため同国を訪問した際、ドミニカ共和国にも足を運んでアルモンテと面談。手術を回避して復帰できることを確認して、現状維持の年俸1億5000万円で新たに単年契約を結んだ。

中日の助っ人は最優秀中継ぎ投手のロドリゲスがレンジャーズに移籍し、抑えのR・マルティネスもキューバ代表招集で開幕不在が濃厚になっている。ビシエド、アルモンテの強打のカリビアンコンビが「3・20」にそろい踏みするのは、2年目与田竜にとって吉報になりそうだ。【伊東大介】