日本ハム清宮、進化証明の場外弾連発に「風かな」

フリー打撃で場外弾を放つ日本ハム清宮(撮影・黒川智章)

日本ハム清宮幸太郎内野手(20)が、屋外フリー打撃の解禁初日に場外弾を連発した。1日、沖縄・国頭での2軍キャンプがスタート。右肘痛の影響で控えていた屋外フリー打撃を、約4カ月ぶりに行った。

計51スイングで17本の柵越え。8本は場外へと飛ばすハッスルぶり。勝負の3年目へ、進化を証明する号砲を打ち鳴らした。

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南国の空を覆っていた雲が、一気に晴れ渡った。清宮が快晴の下、すがすがしくアーチを架けた。昨年10月に右肘の違和感を訴え、手術を受けて以降、初の屋外フリー打撃。1、2球目は力みが出たのか、大きく打ち上げると、思わず苦笑い。少しずつ力感を上げていった19スイング目。「オフから結構振れていたので、あれくらい飛ぶかなと思った」。打球は約15メートルの右翼防球ネットを軽々越える場外弾だった。

確かな感触が、手のひらに残った。左投げの打撃投手、マシンから計51スイングで柵越え17本。マシン相手には右翼方向に植えられた木に直撃する、この日最長の推定140メートル弾を放った。フリー打撃後、周囲から感嘆の声が漏れると「球が良いからです」「風かな」と謙遜も、約4カ月ぶりの屋外での本格的な打撃練習。「今日は、しっかり打ちました。最高です。気持ちいいです。めちゃくちゃ楽しかったです」と心躍った。

3年目の進化を証明した。1、2年目のキャンプは故障の影響で、満足にバットを振り続けることができなかった。昨オフは、打撃力アップへ下半身強化。「バッティングの状態だけで言ったら、この2年よりは1番良いかなと思う」と成果の一端を披露した。栗山監督は「今までの2年間と違って(打撃は)しっかり準備出来たはず。どんな内容かが重要」と、さらなるステップアップを期待した。

キャンプ初日は、特守で締めた。「取る方はだいぶやってきた。あとはそこから、しっかり投げるのにつなげたい」と完全復帰を目指す。送球は、右肘の状態を確認しながら慎重に進めていく。早ければ15日紅白戦(国頭)で実戦復帰の可能性がある。球場を後にしたのは、日が沈みかけた頃。「充実した1日だったかな」。快音とともに、清宮の球春が幕を開けた。【田中彩友美】