掛布氏、新外国人ボーアは「バースよりコンパクト」

練習試合阪神対楽天 2回裏阪神無死、大きな当たりも左翼手島内宏明に捕られ凡退となるジャスティン・ボーア(撮影・清水貴仁)

<練習試合:阪神7-6楽天>◇16日◇沖縄・宜野座

阪神の新外国人ジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルス)が、OBの掛布雅之氏(64=HANSHIN LEGEND TELLER)から太鼓判を押された。

「4番DH」で先発した楽天戦は2打数無安打。それでも「特に悪いところはないし、期待できる形で打撃をしている。バースよりコンパクト。後ろが小さく前がでかいタイプなので対応力があると思う」と高評価をもらった。掛布氏は、両腕を引く動作が小さくフォロースルーが大きい、大砲の片りんを見極めた。3日にはテレビ番組で「ボール球を見極める忍耐力があれば30本期待できる」と言及していた。

この日のボーアは選球眼の良さを見せた。3回、左腕辛島に追い込まれたが外角低めカーブにバットは止まった。最後は空振り三振に倒れ、来日初安打はお預となったが「いいところに投げられたけどファウルで粘れたり、感じは悪くない」と納得の表情。掛布氏は「バースは我慢できた。ボール球とか、誘い球とかにね」と言い、活躍する条件を挙げた。