阪神近本が西勇輝から一発、長打力上昇をコーチ評価

1回表紅組1死、近本は西勇から右越え本塁打を放つ(撮影・前田充)

<阪神紅白戦:紅組6-1白組>◇18日◇沖縄・宜野座

阪神近本光司外野手が、開幕投手の西勇から実戦第2号を放った。1回にカウント2-1から141キロ直球を強振した。

「カウント的にも、ストレートにしっかり合わせられるように。ファウルはなくして、しっかり捉えられるように、というのはありました」。逆風の中、打球は高々と舞い上がり右翼スタンドへ。9日の日本ハムとの練習試合以来の1発となった。

今季は長打力が光る。実戦6試合で放った安打は7本。そのうち4本が長打でうち2本は本塁打だ。井上打撃コーチは「パワーは1・5倍とか2倍とかの数字は言えないけれど、階段を上がっていると思う」と評価した。近本は「練習前や練習後が大事な時間になる」と、ラダー・トレーニングなどで惜しみなく時間を練習に費やした。近本に2年目のジンクスはない。