ソフトバンク和田「結果オーライ」0封でアピール

ロッテ戦に先発したソフトバンク和田は3回を無失点に抑える。右は栗原(撮影・梅根麻紀)

<練習試合:ソフトバンク2-1ロッテ>◇25日◇宮崎アイビースタジアム

ソフトバンク和田毅投手(39)が、開幕ローテーション入りを大きくたぐり寄せた。20年初の対外試合登板となったロッテとの練習試合(宮崎アイビー)に先発。2安打されながらも3回を無失点で抑えた。

求めるレベルは高く「結果オーライ」としながら「ヒントはつかんだ」と充実の笑顔。左肩、肘の故障から完全復活の開幕ローテ入りへ、松坂世代のベテラン左腕がアピールに成功した。

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39歳になって4日目。松坂世代のベテラン左腕は、落ち着いていた。1回、ロッテ先頭藤原にいきなり三塁打を浴びた。無死三塁のピンチ。それでも慌てない。「安打さえ打たれなければいい。1点ならOK」。切り替え、まず三ゴロを打たせて本塁タッチアウト。その後も四球と安打を許したがホームは踏ませなかった。「結果オーライでしたね」と笑ったが、大きな収穫を手にした。

和田 3回は少し修正を加えて投げたけど、感覚をつかんだ。何かヒントをつかんだ感じはある。気持ちで向かっていくこともできた。

1回は2安打されたが、2回と3回は無安打。3回は1番からの上位打線を3人で仕留めた。ソフトバンクからロッテにFA移籍した3番福田秀との対戦は四球と右飛。「いい打者でした。右飛はヤフオクドームなら(ホームランテラスに)入っていたでしょうね」。そう元チームメートをたたえつつも「今、対戦できたことはシーズンを考えれば良かったと思う。次はしっかり抑えられるようにしたい」と気合を入れ直した。

左肩痛の影響で、昨年はキャッチボールをするのがやっとだった。「投げられているだけで十分」。今キャンプ中の和田の「決まり文句」だった。2日連続のブルペンや、100球超えもあった。「肩、肘が問題ないし、だからうまく体を使わないといけない」。不安の完全解消へ、さらなる高みへの挑戦も忘れない。

工藤監督もベテランらしさを評価した。「初めての(他チームの)打者相手ですから。変化球でもカウント取れていたし、問題はないと思いますよ」。だが左腕は表情を引き締めた。「この前の紅白戦もそうだったように、先頭打者に打たれてしまった。次回からはそんなことがないようにしないと」。課題も奥底に刻み、開幕ローテへ突き進む。【浦田由紀夫】

◆ソフトバンク開幕ローテ争い 開幕投手候補筆頭の千賀がふくらはぎの張りで万全ではない。実戦で結果を出しているのは東浜と和田。26日からの練習試合2戦で先発予定のバンデンハークと石川が続く。現在B組だが、結果を出している松本も候補の1人。新助っ人ムーアは独自調整中で実戦登板はないが、首脳陣の期待は大きい。高橋礼は左太もも痛から復活を目指して調整中で、開幕ローテに滑り込む可能性がある。