青森山田からプロ入りしたスター候補生が1日、青森市内の同校で行われた卒業証書授与式で、互いの健闘を誓い合った。
野球部で巨人ドラフト1位の堀田賢慎投手(3年)は右肘炎症で離脱中だが、3年以内の先発ローテーション入りと将来の侍ジャパン入りを言葉にした。サッカー部でJ1浦和レッズMF武田英寿(3年)と横浜FCのMF古宿理久(3年)も、公式戦デビューに向けてアピール中。式典は新型コロナウイルス感染拡大の影響で縮小開催となったが、苦楽をともにした仲間からも力を得た。
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堀田が着用を義務づけられたマスクを取って立ち上がった。卒業生として名前を呼ばれ、大きく返事。無数のフラッシュに会場がどよめいた。式典後は3年間を一緒に過ごした同学年の仲間へ、ミニサイン会。スマホやノートだけでなく、制服やワイシャツにも求められた。「久々に同級生に会って、少し寂しい気持ちにもなりました。これからも会いたい。野球だけでなく、人間的にも成長させていただいたし、大事に育ててくれた監督さんや両親にも感謝したい」。女子たちとのツーショット写真の列も途切れなかった。
順調に宮崎キャンプを迎えたが、現在は右肘炎症の影響で離脱中だ。「原監督には『早くプロ野球選手になりなさい』と言われた。早く投球する姿を見せてアピールしたい。3年以内の先発ローテ入りを目指して頑張りたい」。2年時には春、夏、秋と県内の宿敵でもある八戸学院光星に、3季連続コールド負けの屈辱も味わった。3年になって150キロ超の直球で存在感を示したが、甲子園出場や世代別日本代表に選出されたことは1度もない。「プロでは日本を背負っていける大きな投手になりたい」。将来の侍ジャパンでの活躍も誓った。
同校は4日からは部活停止だけでなく、寮生の帰宅も予定している。「(感染が)広まってきて大変な時期でも卒業式を迎えられたことは先生や父母の皆様に感謝。後輩たちにも、夢は諦めないで努力していけばつかめるものなので、夢をしっかり持ってほしい」。自身も夢のプロ野球入りに満足するのではなく、日本のエースを目指す。【鎌田直秀】