矢野監督「今だからこそ」ファンへのアクション示唆

開幕延期についてテレビのインタビューを受ける矢野監督(撮影・加藤哉)

阪神矢野燿大監督(51)が10日、新型コロナウイルスの感染拡大によるシーズン開幕延期について、改めて言及した。DeNAとのオープン戦が天候不良のため中止に。横浜スタジアムで報道陣に対応。

「やむを得ないかな、というのが正直なところ。逆にいい時間にできれば、本当にプラスになることに変えられる。開幕で、よりいいスタートを切れるように準備していきたい」。調整プランの再考は避けられないが、前を向いた。

チームとして開幕調整を進めるだけでなく、ファンに向けた何らかのアクションを起こす可能性も示唆した。「ファンの方々や子どもも学校に行けない状況。プラスアルファで、いろいろみなさん大変なので、少しでも元気になってもらえる何かを考えながら、という時間にしていければ」。ファンとのつながりを大事にする指揮官は「今だからこそできることがあると思う。阪神タイガースとして、子どもたちに夢を与えたいし、ファンに元気になってもらいたい。何かしらの発信ができるようなことをやっていきたいなと(選手に)話しました」という。

具体的な案は固まっていないが「みんなのアイデアを集めてやろうという話を今日もした。1人のアイデアよりみんなのほうが絶対いいもの出る。また、それを共有できることに意味がある」。今季のチームスローガン「It's 勝笑(しょう) Time! オレがヤル」も昨秋キャンプ中のミーティングでアイデアを募集して決定した経緯がある。全員でファンへの思いを共有し、体現する。

もちろん、グラウンドでの調整も余念はない。「開幕が延び、投手の状態を確かめる、見極める時間に使える」。投手陣の登板機会、イニング増をプラスにし、野手陣でも外国人選手をはじめ状態を上げる期間にする。【松井周治】