球界最年長の42歳、阪神福留孝介外野手が高校球児にエールを送った。12日、甲子園球場で全体練習に参加。
「今回こういう風になってしまって球児たちがすごく残念な思いをしていると思う。それをまた自分たちが成長できる糧としてまた頑張ってほしいなと思う」と熱く語った。
高校時代は名門PL学園でプレーし、2年時の94年春、3年時の95年春夏の計3度、甲子園に出場。95年のセンバツは1月17日に発生した阪神・淡路大震災の影響で開催が危ぶまれた。「周りの方々が苦労して開催してくれた」大会では、1回戦で銚子商と対戦。敗れたが3回にバックスクリーンへ3ランを放ち、その名を全国にとどろかせた。
簡単に前を向けとは言えない。でももう一度甲子園を目指してほしい。「ここでもう1度頑張って、夏に向かう高校球児を見たいなというのはすごくある。悔しいかもしれないけど、夏に向けて頑張ってほしいなと」。不安や混乱で気持ちが大きく揺らいだ17歳の春。当時の自分を思い出すように優しく語り掛けた。【桝井聡】